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気道可逆性試験とは

[2025.11.06]

「喘息」と言われたけど、本当に喘息でしょうか?

仕事中や就寝時の咳が続く、階段で息が切れる。そんな症状で「喘息かもしれない」と言われた経験はありませんか?
実際には、感染後の咳が自然に改善していくケースや、吸入薬の影響で一時的に呼吸機能が良く見えているケースも少なくありません。

すでに吸入治療を始めている場合、その良好な数値が薬の効果によるものなのかもともと正常だったのかを判断するのは容易ではありません。
そこで役立つのが、「気道可逆性試験(気管支拡張薬吸入試験)」です。

気道可逆性試験とは

当院では、気管支喘息や咳喘息の診断精度を高めるために「気道可逆性試験」を実施しています。
この検査は、気管支拡張薬を吸入する前後で息を吐きだす力(1秒量)の変化を比較し、
気道がどの程度改善するかを調べることで、喘息特有の「気道の可逆性(せまくなった気道が薬で広がる性質)」を確認します。

検査の流れ

  1. スパイロメーター(呼吸機能検査)で、現在の呼吸状態を測定します。

  2. 気管支拡張薬(β₂刺激薬)を吸入します。

  3. 吸入後15分ほど休憩してから、再度スパイロメーターで測定します。

  4. 吸入前後の差を比較し、改善の有無を評価します。

  5. 検査は痛みを伴わず、全体で30〜40分程度で終了します。

検査前の注意点

この検査は、検査前に吸入薬を使用していると正確な結果が得られないため、
検査の48時間前から喘息治療薬の休薬が必要です。

ただし、休薬によって咳や息苦しさが悪化する場合は、無理をせず治療を再開してください。
その際は可逆性試験の実施が難しくなるため、他の検査や経過観察で評価を行います。

検査でわかること

  • 喘息の可能性が高いかどうか

  • 現在の吸入治療がどの程度効果を発揮しているか

  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)や慢性咳嗽など他疾患との鑑別

  • 今後の治療方針を検討するための呼吸機能の客観的データ

検査をご希望の方へ

田町三田駅前内科では、呼吸器専門医が診察のうえ、必要に応じて検査を行っています。
「診断を確かめたい」「今の治療が自分に合っているか知りたい」など、
気になる症状やお悩みがあればご相談ください。
ビジネス街で働く方の「長引く咳」「ストレスによる呼吸症状」にも幅広く対応しています。

また五反田院でも同様に検査を行っております。

(執筆:呼吸器内科専門医・アレルギー専門医 ハピコワクリニック五反田・田町三田駅前内科・呼吸器内科・アレルギー内科 岸本 久美子

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