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アレルギー検査について

アレルギー疾患にとって、何よりも重要なことはアレルゲンを特定することです。アレルゲンが特定できれば対象となる物質を避けることでアレルギー症状に悩まされることがなくなります。また、検査結果によって今後の治療方針も決められます。当院で行なっているアレルギー検査をご紹介します。

目次

1・血液検査
2・プリックテスト
3・呼気NO検査
4・肺機能(スパイロメーター)検査

1・血液検査

アレルギー検査において血液検査は、多くのアレルゲンを特定するための一番重要な検査となります。採血検査では非特異的IgE抗体の数値を調べ、アレルギー体質かどうかをチェックします。

非特異的IgE抗体値は年齢と共に増加しますが、正常値は170 IU/ml以下です。特異的IgE検査は特定アレルゲン検査になり、項目は主に以下のようになります。

食物アレルゲン

卵・牛乳・小麦・大豆・ソバ・お米・ピーナッツ・ゴマなどの農産物。カニ・エビなどの甲殻類。マグロ・サケなどの魚介類。鶏肉・牛肉・豚肉などの肉類。など

環境アレルゲン

ダニ・ハウスダスト・カビ・細菌・イヌ・ネコ・ラテックス など

花粉アレルゲン

スギ・ヒノキ・ブタクサ・ヨモギ・ハンノキ・シラカバ・ハルガヤ・カモガヤ など

花粉アレルギーに関してはこちらのページもご覧ください

2・プリックテスト

プリックテストは即時型のアレルギー検査として用いられます。特定のアレルゲン物質を皮膚(腕の内側)にたらし、針を軽く押し当て、15分後に赤みや腫れなどの症状が出るか確認します。プリックテストは全ての年齢の人が行える安全な検査です。特に口腔アレルギー症候群の検査に有用な検査です。プリックテストでは項目にないアレルゲンと疑われる果物や食品を用いて検査することが可能です。症状によっては採血検査と組み合わせることで、より信頼度の高い評価をすることができます。

特定の野菜や果物を口にした後に、口の中がピリピリする、喉の奥のかゆみ、舌や唇の腫れなどが起こり、しばらくすると治る。このような症状を経験したことありませんか?これは口腔アレルギー症候群(Oral allergy syndrome OAS)と言われる口にのみ症状が出るアレルギーです。稀にアナフィラキシーショックを起こすこともあるので注意が必要です。果物や野菜のアレルゲンは花粉アレルゲンと構造が似ているため交差反応を起こしやすいのです。ヒノキ科のスギはナス科のトマト、カバノキ科のシラカンバ・ハンノキなどはバラ科のリンゴ・サクランボ・モモ、セリ科のニンジン・セロリなどとの交差反応が証明されています。アレルゲンとなる食物は生で食すとアレルギー反応が強く出て、加熱調理すると出ないということもあります。口腔アレルギー症候群はアレルギーだと思わないで放置する人が多いのですが、一回でも気になる症状が起こった場合は検査をすることをおすすめします。そしてアレルゲンとなる食べ物は避けるようにしましょう。

3・呼気NO検査

吐いた息の一酸化窒素(NO)の濃度を測定します。喘息などのアレルギー炎症が起きている場合、気道上皮のINOS(NO合成酵素)が刺激されNO(一酸化窒素)が大量に生産されます。呼気NO検査では気道の炎症が起こっているか、どの程度の炎症なのかを確認します。

呼気NO検査についてはこちらもご覧ください

4・肺機能(スパイロメーター)検査

気管支喘息など呼吸器に影響がある場合、肺の機能が正常に働いているか確認できます。 鼻をクリップで挟み、マウスピースをつけて空気を吸い込み、一気に息を吐き出します。これを数回繰り返します。肺に出入りする空気の量や速度を測定し、呼吸器の病気がないか、働きが弱まっていないか、肺が固くなっていないかなど調べることができます。

当クリニックではアレルギー専門医・呼吸器専門医・内科専門医が在籍しておりますので、患者様の検査結果や症状に合わせ、最適な薬の処方や治療方法の提案をさせていただきます。気になる症状がございましたら是非一度ご相談ください。

 

長引く咳、たん、息切れ、アレルギーなどの、ご心配の場合には、呼吸器専門医・アレルギー専門医・総合内科専門医が在籍している当院にお気軽ご相談ください。

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