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糖尿病について

糖尿病は日本人の国民病ともいわれる病気で、気になっている方も多いのではないでしょうか。予備軍も含めると2000万人を超えるといわれていますが、初期の段階では症状がなく危機感を持っていない人も多いようです。糖尿病は何か症状が出た時にはすでに合併症を起こしている場合が多く、早めに治療することがとても重要です。糖尿病について詳しく解説していきます。

目次

糖尿病とは
糖尿病の症状
糖尿病の合併症
糖尿病の治療

1・糖尿病とは

糖尿病は体内のインスリン不足により起こります。インスリンは、膵臓内に点在する約100万個の小さなランゲルハンス島という組織のβ細胞から作り出されます。インスリンの働きは体内のブドウ糖(血糖)を取り込み、燃焼を促進し、血液中のブドウ糖(血糖)を減少させます。ブドウ糖(血糖)は、お米やパンなどの炭水化物、芋類やお菓子などの糖分に多く含まれています。血糖は体のエネルギーになり、特に脳細胞においてはとても大切な栄養源となります。

健康な人はインスリンの働きによって正常に血糖値が保たれるのですが、高カロリー食を取り続けたり、運動不足などによってインスリンの分泌が不足し、正常に働かなくなります。そのため血液中の糖分の濃度が高まる高血糖になり糖尿病を引き起こすのです。

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があります。1型糖尿病は膵臓からインスリンが作り出されず急に発症します。比較的若い人に多く、糖尿病患者さんの約1割程度です。2型糖尿病は糖尿病患者さんの90%以上を占め、中高年に多く遺伝的な要因もありますが、食べ過ぎ、運動不足など生活習慣が原因で起こるものです。

2・糖尿病の症状

糖尿病の代表的な症状は喉の渇き、口渇、多尿、倦怠感、体重減少です。
喉の渇き、口渇、多尿は血液中の血糖が高くなると、濃度を薄めようと体内の水分が取り込まれ、外からも水分を欲するので喉が渇き、たくさん飲むことによって多尿になります。またそのような状態が続くことで脱水傾向になり口が渇く(口渇)状態になります。
倦怠感はインスリンの働きが鈍ることにより血糖をうまく使えず、体内に十分なエネルギーを行き渡らせることができないために起こります。
糖尿病は太っている人が多いというイメージですが、糖尿病が進行してくると食べているのに体重が減少していきます。これはインスリン不足によって不足分のエネルギーを筋肉や脂肪を燃焼させて補おうとしているからです。
糖尿病が進行して合併症を起こしているときには、目がかすむ、感染症にかかりやすくなる、手足の痺れ、手足の感覚が鈍る、性機能障害など様々な症状が起こります。

3・糖尿病の合併症

糖尿病の合併症には大きく分けて2つあります。細小血管病変という細い血管が傷ついて起こる病気と、大血管病変という太い血管が傷ついて起こる病気です。

細小血管病変(糖尿病の3大合併症)

糖尿病性神経障害

末梢神経が傷つくことで手足のしびれ、感覚の低下の症状があります。感覚低下によって怪我をしたときに気がつかず、その箇所を放置してしまい悪化させることもあります。

糖尿病性腎症

腎臓の血管が傷つくことで腎臓の機能が低下していきます。むくみやタンパク尿、高血圧などを引き起こし、治療をしないでおくとやがて腎不全や尿毒症になって人工透析になります。人工透析の1番の原因は糖尿病腎症です。

糖尿病性網膜症

目の中の血管が傷ついて目がかすむ、視力が低下する症状がおきます。放置しておくと失明にもなりますので定期的な眼科検診が大切です。

大血管病変

脳卒中・心筋梗塞・狭心症・閉塞性動脈硬化症などがあげられます。
これらの重篤な合併症を防ぐためにも血糖値のコントロールと同時に、高血圧、脂質異常症もコントロールしていくことが大切です。

4・糖尿病の治療

糖尿病の治療には食事療法・運動療法・薬物療法の3つがあります。特に糖尿病においては食事療法が肝心で、薬物療法をしている方にも食事療法はベースになります。

食事療法

食事療法において一番大切なことは食べ過ぎず、適切なカロリーを摂取することです。カロリーを減らそうとして一日一食にする、炭水化物は一切とらないなど極端なことはせず、3食バランスの良い食事をしましょう。糖質は脳の栄養に欠かせない大切なものなので、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂ることです。
食事の食べ方にも注意が必要です。最初に炭水化物から摂取すると血糖値が急上昇するので、スープ、海藻類、イモ類、野菜を先に食べることで糖の吸収を穏やかにします。ゆっくりと咀嚼して時間をかけて食事をするようにしましょう。
食事の時間帯にも注意が必要です。夜遅く、寝る前に食べるとエネルギーとして消費せずに脂肪として蓄積され肥満の原因になります。
日々の食事を意識することで血糖値が改善され、肥満や生活習慣病の予防にもつながります。積極的に取り組んでいきましょう。

運動療法

運動により体内の脂肪酸やブドウ糖が取り込まれることでインスリンの効果が高まり血糖値が下がります。有酸素運動を続けたり、筋力トレーニングで筋力を増強させることでインスリンが効きやすい体質になります。ただし、強度の高い激しい筋トレは高血圧になり血糖値も上げてしまうので負荷に注意しましょう。合併症や他の疾患でどの程度の運動が適切なのか、主治医と相談することが望ましいです。 運動は毎日、できれば週に3〜5日は取り入れます。効果的な有酸素運動は30分程度のウォーキング、ジョギング、水泳などです。運動習慣がついたら辞めてしまわないようにしましょう。血糖値を下げる効果は運動をやめると3日で無くなると言われています。継続することが大切です。

薬物療法

食事や運動療法と合わせても血糖値のコントロールが思わしくない場合にはお薬を使います。
飲み薬は血糖降下薬やインスリン分泌薬などを使用し、インスリン注射薬を使用することもあります。人によっては低血糖を起こす場合もあり、適宜採血検査などと合わせて調整していきます。

当クリニックでは健康診断や検査結果の数値をみて医学的根拠に基づいた生活習慣指導や食事指導をいたします。長年続けてきた生活習慣を変えることは難しいことですが、無理なく続けられるように一緒に考えていきます。また、重篤な糖尿病などより高度な治療が必要とされる患者様には適切な医療機関をご紹介し、紹介病院と連携を取りながら治療を進めていきます。

 

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